緊張を和らげる方法

人前で話す、何かを発表する、初めてのことをする・・・
緊張する場面は誰しも経験したことがあるはず。
そして上手く話せなかった、できなかったと後悔することもしばしば。

そんなあなたに、少しでも緊張を和らげる方法をご紹介します。

緊張する原因から考えてみる

緊張してしまう時は必ず原因があります。
その原因がわかれば対処法も自ずと見えてきます。
私は緊張する原因は大きく以下の3点だと考えています。

人の目がある

実際に緊張したことのある場面を思い返してみると、
ほとんどの場合周りに誰かがいてあなたのことを見ていたと思います。
一人の時は緊張せずにできることでも人に見られていると緊張してしまうことがあります。

自分をより良く見せようとしている

例えば自己紹介をする時、自分の名前や趣味・特技については
あまり緊張せずに話せると思います。でも相手によく思ってもらおうと
話を膨らまそうとしてうまく話せなかったという経験はありませんか?

慣れていないことをしようとしている

例えば私は初めてパチンコ屋に行った時、システムがわからず右往左往しました。
その他にもバスの乗り方(前から乗るのか後ろから乗るのか、料金は先払い後払い?)がわからず乗る前から緊張してしまったり。

初めて挑戦することは緊張するものです。

 

 

3つの原因を上げてみましたが、共通することは「相手を意識している」ということです。

悪く思われたくない、おかしいと思われたくない、
すごいと思ってもらいたい、失敗を見せたくない。

そんな思いがある時、人は緊張してしまいます。
つまりそれに対する事前準備や心構えをしておくことが
緊張を和らげる第一歩なのです。

緊張を緩和するために

何かを人前で発表する、ということを例に緊張を和らげる方法をご紹介します。

沢山練習する

練習する時間があるのであれば、体が覚えこむまで練習してください。

本番で緊張してしまうのは、自分の実力以上のことをしようとしたり、
その場で初めてのことをしようとするからです。

例えば資料をスライドで見せながら発表するのであれば、
実際にやりながら話しながら練習しましょう。

資料を眺めながら暗唱してもたいした練習になりません。
(やらないよりはいいですが。)

また、本番を想定して行うことが大切です。

発表する場所はどこで、見ている人はどんな人か、何人か。
座席の配置や自分の立ち位置、発表する順番、時間は?

これらのことを意識せずに、ただ単に発表する内容を暗唱しても
本番で緊張してしまいます。

見ている人が上司や先輩なら言葉遣いに気を付けよう、
会場が広いなら声の大きさに注意しようなど、
本番で気づいて対応しようと思うとなかなかできないし
緊張の原因になってしまいます。

練習をする。そして本番を想定する。
これができれば怖いものなしです。

失敗を想定する

練習で合わせてやっておきたいのが、失敗を想定することです。

マジックを例に挙げますが、
テレビなどでマジシャンが観客の選んだカードを間違えてしまった場面を
見たことはありませんか。

でもそのあと必ず思いもしない方法でカードを当てていたと思います。

たいていは演出でわざと失敗したように見せていますが、
プロマジシャンであっても失敗することはあります。

そんな時のために、失敗した場合のリカバリー方法を
必ず用意しているのです。

そうすれば落ち着いて失敗に対処することができます。
場合によっては、より良く見せることもできるのです。

発表であれば、説明する順番を間違えてしまうとか、
飛ばしてしまう、忘れてしまう等が考えられますね。

それらの失敗の対処法を用意しておけば、
実際にそうなってしまっても落ち着いて対処することができます。

例えば・・・
・説明する順番を間違える→順番を変えて発表する練習をしておく
・飛ばしてしまう→説明を戻るための言い訳(つなぎ言葉)を用意しておく
・忘れてしまう→カンペを用意しておく

など一例ですが、自分なりにケースバイケースを用意しておけば
安心できるはずです。

応用して「質問を想定する」ということにも使えます。
発表の中で質問されそうなポイントをピックアップし、
それに対する答えをあらかじめ作りこんでおくのです。

質問されて、それに対する受け答えがすらすらとできたら
当然良く思われますよね。

これらの練習として、リハーサルをすることが有効です。
本番さながらに実際に一度やってみるのです。
そうすると、自分が思っているようにできないところ(失敗しやすいところ)
や質問されやすいところがわかります。

この時、知人に見てもらって指摘してもらうと
より簡単に見つけることができます。

自分のペースに持っていく

いつでも事前に練習できるとは限りません。
いきなり本番なんてこともあるでしょう。
そんな時はなるべく自分のペースでできるようにしましょう。

私の場合、例えば誰からでも好きな順番で発表していいと言われたら
一番最初に発表します。

一番最初なら比較対象がないので、他の発表の内容を意識することなく
発表することができるからです。
また、順番が後だと待っているうちにどんどん緊張してしまうからです。

このやり方は向き不向きがあると思いますが、
自分のペースに持っていくための自分なりの方法をいくつか用意しておくと
いざという時役立ちます。

いくつか役立ちそうな例を挙げておきます。

・最初の挨拶を意識して元気よくしてみる
・必ず笑いが取れるような小話を最初にする
・聴いている人に話しかける(「あなたもそう思うでしょう?」等)
・役になりきる(発表する時だけのキャラクターになりきる)

そのほか、速攻性のある対処法

緊張している時は、体が委縮してしまっています。
なので体を大きく動かすことで体をほぐすことで
緊張をやわらげることができます。

・深呼吸をする、あくびをする(口を大きく開ける)
・ストレッチをする(首・肩を回す)

そのほかにも「鏡で自分の顔をよく見る」というのも有効です。
緊張している自分を冷静に観察することで落ち着くことができます。

以上、緊張を和らげるための方法でした。
いかがでしたでしょうか。

1つでも活かして貰えたなら幸いです。

スポンサーリンク