日本人がなりやすい糖尿病。その予防や改善はなるべく早くするに越したことはありません。
とはいえ、美味しい食事ほど糖質が気になるものが多いので、なかなか制限する気にならない・・・。
そんな人のために、知っているだけで、ちょっと意識するだけで簡単に糖質を抑えることができる知恵を伝授します。
それは「GI値」と「GL値」です。詳しく解説していきます。
GI値とは
まずはGI(じーあい)値について解説します。
GIは「Glycemic Index」(ぐりせみっく いんでっくす)の略です。Glycemic=血糖、Index=指数
GI値とは、ある食品の糖質の吸収度合い(血糖値の上がり具合)を示すものです。ブドウ糖を基準(100)として、相対的な数値で示されます。
ブドウ糖(=グルコース)は糖が体に吸収される際の最小単位で、それを基準にどのくらいの速度で体に吸収されるか、つまりは血糖値がどのくらいの速度で上昇するかを指数化したものです。
血糖値が高くなる・急上昇するのは体に良くないというお話は誰もが聞いたことがあると思います。なので、なるべくこのGI値が低い食品を意識して食べることで血糖値を抑えることができるということになります。
では実際に食品ごとのGI値を見てみましょう。
食品名 | GI値 |
白米 | 84 |
食パン | 91 |
スパゲッティ | 65 |
インスタントラーメン | 73 |
そうめん | 68 |
じゃがいも | 90 |
にんじん | 80 |
主食系とGI値が高い食品をいくつかピックアップしてみました。(数値は文献によってばらつきがあるため参考程度に。)
GI値で比べてみると、麺類の方がご飯やパンより体に優しい食品ということになります。
じゃがいもはでんぷんが多く含まれていて、GI値が高いのはイメージ通りですが、にんじんのGI値の高さに驚かされます。
このように、血糖値にダイレクトに影響を及ぼす食品をあらかじめ知っておけば、例えば献立に悩んだ時や外食で何を食べるか悩んだ時に少しでもいい方向に考えを持っていくことができます。
表以外にいくつかGI値が高いものと低いものを紹介しておきます。
■GI値が高い食品
野菜・イモ類:とうもろこし、カボチャ
果物:スイカ、バナナ、ブドウ
お菓子:せんべい、チョコレート、ケーキ
■GI値が低い食品
野菜・イモ類:トマト、玉ねぎ、キュウリ
果物:りんご、みかん、桃、イチゴ
お菓子:プリン、ゼリー
肉類・魚介類全版
乳製品・卵(ただし砂糖等を加えていないもの。アイスクリームなどは×)
豆・海藻類
さて、続いてはGL値について解説します。
GL値とは
GL(じーえる)は「Glycemic Load」(ぐりせみっく ろーど)の略です。Glycemic=血糖、Load=負荷
GL値とは、ある食品に含まれる炭水化物の量とGI値を掛け合わせた値です。つまり先ほどのGI値の考え方を発展させたものがGL値です。詳しく解説していきます。
実は先ほどのGI値にはからくりがあります。GI値はある食品の”炭水化物50g”を摂取した際の血糖値上昇具合を数値化したものです。
この「炭水化物」がポイントで、食品によって“含まれる炭水化物の量が異なる”ということです。
例えば先ほど書いたにんじんはGI値が高い食品ですが、にんじんは100g中9g程度しか炭水化物を含みません。つまり、”炭水化物50g”をにんじんで摂取しようと思うと、大量のにんじんを食べることになります。普通の食事でそれはありえません。
GI値は誤った値というわけではありませんが、実際の食事量に合わせると、有効な数値ではないということです。
そこで登場したのがこのGL値です。食品に含まれる炭水化物の量をちゃんと加味して血糖値の上昇値を数値化したものになります。
GL値の計算式は「食品に含まれる炭水化物の量(g)×GI値÷100」です。
GL値で見てみると、GI値での高低が逆転する食品も多々あります。なのでGL値を把握しておくことをおすすめします。
いくつか参考に数値を載せておきます。
食品名 | GL値 |
白米 | 29 |
スパゲッティ | 22 |
にんじん | 2 |
スイカ | 4 |
GI値では高い分類だったにんじんやスイカは、GL値で見てみると低い分類になります。主食系のご飯やスパゲッティは変わらず高いです。(主食だから当たり前ですね。)
GL値が20を超えるものは高い分類となります。GL値で見てみてもごはんよりも麺類の方が値は少し低めです。ですが、麺類は1食の量が決まっている場合が多くコントロールすることが難しいですが、ご飯は茶碗によそう量を買えることでコントロールできるので、量を減らせば麺類より健康的に食事をとることができます。
まとめ
GL値を一覧化したものを探してもなかなか見つからないのですが、GI値は色々なサイトで紹介されているので参考にしてみてください。
GI値をもとに、実際に食べる量を考えて値をざっくり増減して考えてみるだけでも効果があると思います。
GI値の一覧で、信頼度の高いものを載せておきます。(ハーバードメディカルスクールのHP)
※英語なので、ブラウザの翻訳機能などを利用して見てみてください。
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