納豆食べて血管を若返らせる!ナットウキナーゼ&大豆レシチン&大豆イソフラボン

皆さんは普段納豆をよく食べますか。

私は1日1回くらい食べるくらい好きです。ごはんのお供として最高です。

普段何気なく食べている納豆、実は血管のトラブルを改善したり予防する栄養素が多く含まれています。

血管は目に見える場所に無いので自分では状態がわからず、若い人でも実は血管年齢が高いなんてことも。また、普通の健康診断では血管の状態までは検査されないので、健康なつもりでいたのに実は大きな爆弾を抱えていた、なんてこともあるかもしれません。

今回は納豆に含まれる血管改善の3大栄養素をご紹介します。また、これらの栄養素を効率よく取るための食べ方も併せてご紹介します!

納豆に含まれる栄養素

今回は血管改善に効果のある栄養素を中心にご紹介します。もちろんそれ以外にも様々な栄養素が含まれるとても健康的な食品です。

栄養素1:ナットウキナーゼ

まず初めにご紹介する栄養素“ナットウキナーゼ”の主な効果は「血栓の分解」「血栓の予防」です。

血栓は血管の中で血が固まったものです。血管を詰まられたり血流を悪くしてしまいます。また、詰まりどころが悪いと脳梗塞や心筋梗塞になり危険な存在です。血栓が意識しないうちにできているかもしれないなんと思うと恐ろしいですね。

ナットウキナーゼはすでに出来てしまった血栓を分解する効果と、血栓をできにくくする予防効果があります。血栓に対して攻守ともに完璧な栄養素ですね。

ナットウキナーゼは血液をサラサラにする効果があるので、そこが血栓予防に繋がっています。

血栓は夜に出来やすくなります。夜寝ている最中は汗で体の水分量が減るのに補給されることがないからです。なので、夜食として納豆を食べるとナットウキナーゼの効果が最大限に発揮されます。

ナットウキナーゼは納豆の糸の部分に含まれています。ネバネバ部分を余すことなく食べましょう。

名前に「納豆」が含まれる納豆独自の栄養素、積極的に摂取したいですね。

栄養素2:大豆レシチン

次にご紹介する栄養素“大豆レシチン”の主な効果は「悪玉コレステロールの除去」です。

血液中の脂肪、皆さんよく聞いたことのある中性脂肪、善玉コレステロール(HDL)、悪玉コレステロール(LDL)といったものがあります。

「悪玉コレステロール」という名前から悪者のイメージがありますが人間に必要な栄養素です。ですが、悪玉コレステロールが多いと数々のトラブルを引き起こすのもまた事実です。そういう意味では「悪玉」ですね。

悪玉コレステロールは、血管を傷つけてプラークと呼ばれるコブを作ってしまいます。そしてそれが血栓に繋がります。

大豆レシチンはこの悪玉コレステロールを除去する働きがあります。偏った食生活で増えてしまいがちな悪玉コレステロールを減らしてくれるというわけです。

また、大豆レシチンには”コリン”が含まれています。

コリンはビタミンに似たような働きがあります。(ビタミン様物質)

細胞膜、脳、神経組織など、様々な成分として役立ち、アルツハイマー型認知症にも効果があると言われています。

栄養素3:大豆イソフラボン

最後にご紹介する栄養素“大豆イソフラボン”の主な効果は「血管を丈夫にする」です。

腸内細菌の一種「エクオール産生菌」が大豆イソフラボンをもとに「エクオール」を作り出します。

このエクオールは骨や血管をしなやかにします。しなやかにする→柔軟→丈夫、というわけですね。

その他にも、大豆イソフラボンにはエストロゲンと呼ばれる女性ホルモンに似た働きがあります。エストロゲンは骨からカルシウムが溶け出すのを抑制する働きがあります。これは骨粗しょう症予防に繋がっています。また、更年期障害の軽減にも有効だと言われています。

栄養素を損なわない納豆の食べ方

納豆に含まれる、特に血管を改善する働きのある栄養素を中心に紹介してきましたが、同じ量食べるなら、なるべく効果的に摂取したいですよね。栄養素をなるべく損ねることなく食べる方法をご紹介します。

納豆はよく混ぜてから食べる

納豆を食べる際に必須なのが「よく混ぜること」です。

納豆を混ぜれば混ぜるほど糸を引くのは誰でもご存知だと思います。この中には糖タンパク質が含まれており、混ぜるほど増えます。

先ほど納豆の糸の部分にナットウキナーゼが含まれるという話をしましたが、胃酸に弱いため守るために糖タンパク質が役立ちます。

ネバネバの糸を増やすほどナットウキナーゼが体に吸収されやすくなるということです。

残念ながら混ぜるほど糸は増えるものの、そこに含まれるナットウキナーゼは増えません。あくまでも限られた量をより多く体内へ吸収させるため、と考えてください。

手早く糸を増やすためには、付属のタレを先に入れてはいけません。タレを入れると混ぜやすくなりますが、その分糸は増えにくくなり、糖タンパク質の増加を妨げます。タレを入れないと混ぜるのに少し力が必要になりますが、頑張って混ぜましょう。

熱々なごはんの上にかけてはダメ!

もう一つの食べ方のポイントは「熱々なごはんにかけない」ということ。

熱々のご飯の上に納豆をかけて食べる、という良くある食べ方は栄養素を損ねてしまっています。

というのは、ナットウキナーゼは熱に弱いのです。50℃程度の熱で死滅してしまうため、熱々のご飯には耐えられないというわけです。少し冷ましたごはんの上にかけるようにしましょう。

まとめ

納豆の、特に血管を改善する効果に焦点を当ててご紹介しました。納豆はスーパーで簡単に手に入り、なおかつ安いため、毎日の食事に1食足すことは難しくありません。

将来の健康のために納豆を食べてみてはいかがでしょうか。

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