RELEASE THE SPYCE(リリスパ)聖地巡礼 地図付き

2018年9月~12月まで放送した「RELEASE THE SPYCE」通称「リリスパ」の聖地巡礼をしました。

「RELEASE THE SPYCE」(以降リリスパ)の舞台モデルは神奈川県川崎市周辺です。東京駅から30分程度でアクセスできるので都心住まいの方には非常に行きやすい場所になります。

実際に行ってみて気付いた注意点やおすすめの順路、移動手段も併せてご紹介します。

(私自身が行っていない場所も、他の方の情報をもとに聖地巡礼マップ上に記載しています。※灰色マーカーは未検証or現在無くなってしまっている場所)

実際の場所と比較検証するため、アニメのキャプチャ画像を引用しています。作品の著作権は ©SORASAKI.F に帰属します。

はじめに(参考地図)

とにもかくにも地図が無いと始まりません。こちらを参考にして皆さんもリリスパの聖地巡礼をしてみてください。灰色は私が実際に行ってみていない場所または現在無くなってしまった場所を意味しますので、参考程度に。

聖地巡礼マップ
(Googleマイマップで作成。共有可能なのでGoogleマップ上でご利用ください。)

所要時間(目安)

現時点で放映済みのリリスパ5話までに登場するスポットを回るだけで1日かそれ以上かかります。(じっくり見て回りたい方、移動手段によっては確実に1日以上かかります。)

川崎駅周辺の半径2km程度の範囲にスポットが密集しています。ここだけ見て回るのであれば十分1日で見て回れると思います。ですが、せっかく行くなら主要なところは全て押さえておきたいと思いますよね?例えば源モモや半蔵門雪の特別な場所として登場する「東扇島東公園」は駅から10kmほど離れているので往復するだけでもそれなりに時間がかかります。また、4話で初登場する場所は川崎駅から離れた場所なのでこれまた時間がかかります。(生麦駅など)
さらに、7話では「枡形山展望台」(最寄り駅は向ヶ丘遊園駅)、9話では「川崎南部市場」(最寄り駅は尻手駅)が登場し、これまた川崎駅から離れています。

移動手段のおすすめは、徒歩+バスです。レンタサイクルはあまりお勧めできません。私自身レンタサイクルで実際に回ってみたのですが、返却時間の都合上先に一番遠い「川崎マリエン」「東扇島東公園」へ行ったので、駅周辺のスポットは日没後の写真しか撮れませんでした。(むしろ東扇島東公園の方が夜のシーンばかりなのに・・・。)

実際に行ってみて気付きましたが川崎駅から「川崎マリエン」までバスで行けるので、バスを使うのが正解です。時刻表によれば夜は22時台まで帰りのバスがあるので完璧です。乗り場や時間帯(最新情報)は川崎市バスの公式サイトでチェックしてください。

川崎駅(東口)バス停場所(川崎市バス公式サイト)

「川崎マリエン」「東扇島東公園」間は徒歩で行ける程度の距離です。詳しくは地図参照。また、どちらも広い駐車スペースがあるので、車で行くのもありです。逆に駅周辺の散策には不向きですが。

先日2回目のリリスパ聖地巡礼に行きました。2回目は徒歩で挑戦。前回断念した川崎駅周辺と生麦駅・鶴見川橋周辺を中心に歩き回りました。1回目で行ったところは省略しつつの聖地巡礼でしたが、休みを挟みつつ5時間歩くと疲れますね・・・。やっぱり休憩しながら全部を網羅しようと思うと1日で回りきるのは難しいかもしれません。(体力に自信のある方は大丈夫かもしれません。)

2019/1/20追記
なんだかんだで5回もリリスパ聖地巡礼しました。駅前、川沿い、工業地帯、少し場所を移すだけで色んな一面が見えてくる川崎は不思議な魅力が詰まっています。巡礼スポットに限らず、歩き回ると面白い発見があるかもしれません。

<所要時間(暫定版)>
川崎駅周辺:3~6時間(スポット数が多いので回り方や休憩時間によりけり)
六郷橋~多摩川沿い周辺:1.5~2時間(川崎河港水門辺りまで行く場合)
東扇島周辺:2.5~3.5時間(川崎駅までの往復バス移動時間1時間強含む)
川崎その他:3~4時間(枡形山展望台、川崎南部市場、移動時間往復1.5時間程度含む)
横浜市周辺:1.5~2時間(鶴見川橋周辺、生麦駅周辺、移動時間含む)
※全体的に長めに見積もっています。でも初めて行くならこれくらいかかると思います。

<おすすめ順路概要(てんこ盛り)>
8時~22時くらいで気合入れて行けばおそらく回りきれます。
川崎南部市場→(電車)→枡形山展望台→(電車)→川崎駅周辺→(徒歩)→六郷橋~多摩川沿い周辺→(徒歩)→川崎駅→(電車)→横浜市周辺→(電車)→川崎駅→(バス)→東扇島周辺

<おすすめ順路概要(ある程度省略版)>
12時~22時くらい、または9時~19時くらいを想定。
川崎南部市場→(電車)→枡形山展望台→(電車)→川崎駅周辺→(徒歩)→六郷橋~多摩川沿い周辺→(徒歩)→川崎駅→(バス)→東扇島周辺

※あくまでスポットを回るという点で可能というだけで、道中の散策を楽しむなら2回以上に分けて行くことをおすすめします。

それではリリスパの聖地巡礼スポットを紹介していきます。なるべく移動順に紹介していくので回る際に参考にしてください。

川崎駅周辺

川崎駅周辺は、モモの通学路や楓のバイト先、事件発生現場など様々なシーンで登場するため、数が多いです。印象的なシーン・特徴的な背景を中心にご紹介します。

川崎駅東口を出て正面、地下街アゼリアに降りる階段。4話のEDに登場する場所です。


その階段の裏側辺り(ちょっと進んだ辺り)が、4話で命が路上ライブをしていた場所。


川崎駅東口を出て右側、川崎ルフロン・ヨドバシカメラ手前の小さい横断歩道が4話で登場するガチさんの事故現場。45点。


この信号を渡って右折し、線路沿いを左に進んで行きます。道なりに進むと左へ曲がる道となっていますが、そこを曲がらず右手側にある下り階段を降りると高架下へ行けます。この場所は1話でwasabiで会話中に挿入されるシーンで登場。


高架下を抜け、右手側にある道。4話で楓と命が通る道です。ちょっとしゃがんで撮るべきだったかな?


駅まで戻ります。川崎駅東口を出て正面右手側の大通りに入ってすぐ、右側に「LA CITTADELLA」があります。こちらは2話でモモが知らない人と仲良くなる特訓をしている時に登場する場所です。モモたちがお茶している喫茶店のモデルはスタバ。


LA CITTADELLAを通り抜け、左に曲がって右手側に半蔵門雪の自宅?道場のモデルとなっている教安寺。現在工事中のためよくわからない感じになっていますが、背景の建物、門構え的に一致。


もと来た道を戻り、大通り沿いにある「川崎 駅前大通り 37番街」。一致度の高い背景として、ラーメンソラサキの看板のモデルがありました。


37番街の一本奥の通りには、「月あかり 夢てらす」というお店があります。4話でガチさんの取引現場として登場。アニメ内でも同名のお店で登場。アニメDJバーとのことで、次回には来店してみたいと思います。


上の写真で右側に写っている道が、ガチさんが取引現場から出て通っていく道。(37番街へ抜ける道。)


37番街の向かい側の通りを進むと、4話の背景で登場するベローチェ、5話の背景で登場するデイリーヤマザキや横浜銀行があります。



そのさらに先に、カレーショップ「wasabi」のモデルとなった喫茶店「モリノ」。毎日8:00~18:30に営業している模様。(祝日はお休みの可能性あり)


そのさらに先、1話で逃走するトラックを追跡するシーンで登場する道。国道101号を川崎駅方向へ進んでいるシーン。


その後、国道15号との交差点を右折し、六郷橋の方向へ。


上2つのシーンの中間地点辺りにある「川崎ハローブリッジ」は、EDで登場する場所です。稲毛公園側からNTT東日本のビル方向を撮影するのが正解です。


また、橋の上も4話で登場します。EDシーンの登り口を上がった場所から、対角線上(NTT東日本のビル)方向を向いて撮ると同じように撮影できます。


「川崎ハローブリッジ」から駅の反対方向(国道132号を西方向)へ進んでいくと「川崎競輪場」があります。こちらは3話で登場します。

川崎競輪場のチケット売り場?壁面のデザインが違いますが、おそらくここでしょう。


川崎競輪場の正面入り口。バスが・・・中々移動しないので妥協しました。


モモが見張ることになった裏口は「川崎競輪場」と「サンピアンかわさき」間にあります。


川崎競輪場からさらに国道132号を進み交差点で右折すると、モモ達が通う学校のモデルとなった「川崎市立 川崎高等学校附属中学校」があります。大きな建物と歩道橋が特徴的です。


学校の近くの公園(詳細は地図参照)は4話のEDで楓が一人ブランコをしているシーンで登場。


公園からさらに川崎駅の方へ進むと、4話で命が入院した病院のモデル、川崎市立川崎病院があります。(ロボに変形はしない。)駐車場の端から撮影すると同じように撮れます。


六郷橋~多摩川沿い周辺

川崎駅東口を出てから直進し、大通りを左折(北上)すると六郷橋へ行けます。EDシーンやランニングシーンなどで登場します。

六郷橋を徒歩で渡る際に通る道、橋へ上る階段手前の壁面にEDシーンで登場する落書きがあります。落書きのデザインはそのまま、むしろ増えている(もしくはあえて消している?)


こちらもEDに登場するシーン。六郷橋の歩道(川崎寄り)。人通りが多いので早朝とかでないと人が映り込みます。構図は頑張って合わせたつもりです。階段を上ってすぐ、少し広めのスペースから手すりに寄り添って撮るとこんな感じになります。


歩道はEDシーンほかランニングシーンでも登場します。

六郷橋は多摩川に架かっており、橋を渡らずに多摩川沿いを東へ下って行く道もランニングシーンで登場します。

六郷橋手前の落書きがある場所(歩道に上がる階段手前)から多摩川沿いに進むと、3話で失敗続きのモモが早朝ランニングしているシーンで登場する場所があります。右手に見える建物はリヴァリエB棟とC棟、撮影場所はその手前のリヴァリエA棟の手前辺りです。車道と川沿いの柵が途切れている場所(小さい階段がある場所辺り)から撮るとちょうどよく撮れます。道路のT字マークや横断歩道もばっちり一致。


そこからさらに同じ距離くらい進むと川崎河港水門があります。なんかブロッコリーみたいなのが生えている(失礼)ので目印として覚えておきましょう。

川崎河港水門から少し先、2話で修行中のモモと雪がランニングしているシーンで登場する場所があります。こちらは進行方向へ振り返って撮影することになります。もっと木の方へ寄って撮るべきでしたね。次回リベンジ。


2話で特別な指導のもとに行われる遠泳場所はさらに先の場所になります。注意点は、今まで車道を通っていますが、構図的に土手下から撮影しないと一致しません。私は自転車で移動していたので撮影を断念しました。途中、土手に降りれる階段があるので早めに降りて、テトラポットがある場所を探しましょう。

さらに川沿いを進んでいき、「大師の渡し碑」手前辺りで右手側の道路へ行きます。大通りまで行き、そこから「川崎大師自動車交通安全祈梼殿」を目指しましょう。

川崎大師自動車交通安全祈梼殿の建物横にあるベンチが、2話でツキカゲ内通者とモウリョウがメモを受け渡した場所です。実際のベンチの色は緑でしたが、形は一致します。

暗いシーンなのでわかりずらいですが、左手側の建物のデザインも一致。右手側の建物が川崎大師自動車交通安全祈梼殿。撮影場所は、施設に入ってすぐの案内看板辺り。


川崎大師自動車交通安全祈梼殿側面(奥側)にベンチが2つ設置されています。背景に映る建物が少し異なりますが、ベンチの形は一致。


1話で逃走するトラックを追跡するシーンで登場する道(続き)。トラックは東扇島(後述)の辺りから川崎駅近くまで行ったのち、また東扇島の方へ戻って逃走しています。

同じ構図にしようと思うとおそらく車道に入らないと無理です。


東扇島周辺

東扇島は川崎駅から10km程度離れている場所にあります。徒歩や自転車で行けないことはありませんが、車かバスの利用をお勧めします。

まずは川崎マリエン(川崎市港湾振興会館)の建物。悪の組織「モウリョウ」が経営する「九天サイエンス」のモデルです。屋上部分の形は変えられていますが、たたずまいは一致。屋上10階部分は展望室になっていて無料で行くことができます。20:30まで入場可能なので夜景も楽しむことができます。


展望室から見える景色。工業地帯を見渡すことができます。夜景は次回行った時に撮りたいと思います。

<参考>
川崎マリエンへの行き方
JR川崎駅東口 11・12番乗り場から
市営バス「川05系統東扇島循環」にて約30分「川崎マリエン前」下車

川崎マリエンから東扇島東公園へ移動します。移動ルートは地図を参考にしてください。工業地帯で道があまり整備されていません。そしてゴミがいっぱい落ちている。

東扇島東公園の入り口から右手側の駐車スペースの方へ道なりに進みます。「渚の休憩所」辺りがいくつか聖地巡礼スポットになっています。

渚の休憩所近くの「かわさきの浜(舟運基地)」は1話でモモが初登場する少し手前のシーンで映る場所です。構図が上手く合いませんでしたがご愛敬。


同じく渚の休憩所付近の階段辺り。2話で薬を盛られたモモが目覚めた場所です。薬を盛られた道場(のモデルとなった場所)から相当な距離離れていますが、どうやって運んだのだろうか・・・。


これまた同じく渚の休憩所付近、海沿いの場所。1話、2話などで登場する、源モモと半蔵門雪の特別な場所。


逆方向の写真。外灯の配置が実際とは少し違いますが一致度は高め。


同じ場所から見える景色。夜景も綺麗だろうけど日中も素晴らしい景色でした。次回は夜景を撮りたいと思います。(後日、夜景も取りに行きましたが、12月ということもあり、海風が冷たすぎてものの数分で帰りました・・・。防寒はしっかりとしましょう。)


そして、終盤に登場する例のあれ。東扇島東公園から写真をとりましたが、川崎マリエンの展望台からも見ることができます。

東扇島東公園は、1話から12話まで度々登場する重要スポットで、ここで紹介したシーン以外にもたくさんあります。他のシーンも一致する場所を探してみてください。

東扇島では、他にも工業地帯のシーンや、1話でモモが婦警さんを探しに行った途中で休憩している郵便局などがあります。

川崎その他

川崎市だけど川崎駅から離れているスポットを紹介します。川崎南部市場と枡形山展望台の2か所です。

まずは川崎駅から近い川崎南部市場から。モモと雪のデートスポット。こちらは尻手(しって)駅から徒歩5分程度の場所にあります。市場なので一般人は入りずらいですが、一般開放されているタイミングであれば問題ありません。

水産仲卸売場の建物外観。市場内は花や青果など別の売場もあります。

モモと雪が食べていた海鮮丼は市場内の食堂でかつて食べることのできた海鮮丼。・・・そう、今は閉店して食べられなくなりました。(放送開始前に閉店していました。どうしようもない。)

もう1つのスポット「枡形山展望台」は、向ヶ丘遊園駅(川崎駅から電車で30分程度)から徒歩20分程度の場所にある生田緑地の一角にあります。緑地ということもあり、自然豊かな場所で空気も心なしか美味しい感じがしました。

短いシーンでしたが、色んな場面が写るので場所を探すのが楽しかったです。

展望台からの眺めは一見の価値ありです。聖地巡礼関係なく生田緑地を散策するのも楽しそうなのでまた行ってみたいと思います。

横浜市周辺

今のところ登場シーンが少なく、川崎から移動する手間を考えると行く人は少ないかもしれませんがご紹介します。

京急線の鶴見市場駅から徒歩10分程度、4話で楓が過去を振り返るシーンとして登場する、鶴見川橋近くの道。後ろ側に鶴見川橋、正面に見えているのが京急線の高架。左側に見える赤い2本の柱(何て名前なんでしょうねこれ。)と右側の白い柵を合わせるように撮影してみましたが、高架までの距離が遠く同じようにはなりませんでした。


上のシーンで逆側を振り返ると鶴見川橋が映るシーン。桜が咲いている時期に是非行きたいですね。こちらも桜の木を合わせようとすると鶴見川橋側の距離感が合いませんでした。


4話で登場する生麦駅(小麦駅)前。生麦駅は京急線で京急川崎駅から行くことができます。上の鶴見川橋付近のシーンも撮影する場合は毎回下車しないといけないので大変・・・。京急川崎駅→鶴見市場駅→徒歩で鶴見川橋→徒歩で京急鶴見駅→生麦駅という感じで移動することになります。


上の生麦駅出口から正面突き当たりを左へ行ったところすぐにある本屋さんがこむぎ楽器店のモデル。毎度のことながら、こういう変更が加えられたシーンを最初に発見する人は凄いですね。


まとめ

やっぱり事前準備は大事だねってことが分かった聖地巡礼でした。行き当たりばったりで散策するのも楽しいので満足はしています。失敗をもとに移動順序・移動手段をおすすめしているので是非参考にしてください。

OPEDのCDが発売し、物語もこれからが本番!リリスパを応援していきます!

2019/1/20追記
アニメ放送が終わり、スポットもあらかた紹介したので、更新はひとまずこれで終了となります。聖地巡礼マップはちまちま更新するかもしれません。ブログでは紹介していないスポットもプロットしてありますので、活用してください。

アニメはとても良い最終回でしたね。未来へと続いていく感じ、最高です。ツキカゲよ永遠に!
小説「RELEASE THE SPYCE GOLDEN GENESIS」は、1つ前の世代のツキカゲのお話でこちらもおすすめです。アニメを見た後に読むことを推奨します。(一部アニメのネタバレあり。)
アニメでは普通に使えている発明品がまだ失敗作だったり、アニメでは一瞬でやられるアレ〇〇イくんの活躍?ぶりだったりと、アニメとの細かい関連性が沢山あって面白いです。

リリスパのアプリゲームも配信されるし、まだまだRELEASE THE SPYCEを応援していきます!

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