歓迎会、新年会、忘年会などなど・・・。
飲み会の時にできるちょっとしたマジックがあると何かと役に立ちます。
(特に若手は無茶ぶりされることも多いですよね・・・。)
私は趣味でマジックをやっており、飲み会で大いに役立てています。
今回は誰でもやり方さえ覚えてしまえば簡単にできるマジックを1つご紹介したいと思います。
簡単にできますが、演じ方次第ではとても不思議なマジックになります。
Contents
さっそく実演と解説の動画をご紹介
ほぼ一発撮りなので雑なところはご容赦ください。
まずはどんなマジックなのかを動画で見てみてください。
やり方の補足説明
動画は一切しゃべっていませんので、細かいポイントを説明します。
また、より不思議に見せるためのポイントも説明します。こちらは慣れてきたら実践してみましょう。
マジックの原理
カードの上下を利用したカード当てです。
選んでもらったカードを見せる動作でカードの向きを変えてしまいます。
4枚のカードのうち、3枚のカードに上下が存在します。
3枚のうちどれかが選ばれたらそのカードの向きが1枚だけ異なるので、判別できます。
また、残りの上下が無いカード(ダイヤのA)が選ばれた場合は、上下が存在する3枚の向きがそろっているので判別できます。
カードの混ぜ方
このマジックはカードの向きがタネとなっているので、向きが変わらないように混ぜてください。
動画では自分で混ぜていますが、実際は相手に混ぜてもらいます。
その際、まずは自分で混ぜながら「こんな感じでカードを混ぜてください。」と言います。
カードを相手に手渡し、相手が同じように混ぜることを確認しましょう。
もし違う混ぜ方をしようとしたらやんわりと正しましょう。
★より不思議にみせるためのポイント
相手がカードを混ぜている間は、相手の手元を凝視せず、別の人と雑談するなどして、カードの並びを覚えているわけではないことを密かに印象付けましょう。
「混ぜてるところは見てません。」など言ってしまうと逆に怪しいのでアピールする必要は一切ありません。
★もしカードの向きを変えられてしまったら・・・
上級者向けの対処法です。上手くやれば全く怪しまれることなくマジックを継続することができます。
相手からカードを返して貰ったら「カードは良く混ざっていますね。」と言いながら一度表を見せます。
その時、カードの向きをすべて確認します。例えばハートのAの向きが逆になっていたとしたら、その状態を覚えておきます。
そして別の人にカードを渡してさらにカードを混ぜてもらいます。
そしてそのまま手順通りにマジックを行います。
ハートのAの向きが異なるので、もしハートのAが選ばれた場合はすべてのカードの向きがそろった状態になります。
ダイヤのAが選ばれた場合は、ハートのAの向きが逆の状態になります。
スペードのAまたはクローバーのAが選ばれた場合は、ハートのAとそのカードの2枚の向きが逆の状態になります。
どれが選ばれても、最初の状態さえ覚えておけば、そこから変わったカードから選んだカードを当てることができます。
カードの選ばせ方
カードを相手に混ぜてもらった後、カードを受け取ります。
動画では自分で選んでいますが、実際は相手にカードを選んでもらう必要があります。
その際、カードを引いてもらうと、カードの向きをコントロールすることが難しくなってしまいます。
カードは相手に選んでもらいますが、カードを見せながら向きを変える動作を自分でやる必要があるのです。
なので「好きなカードを1枚指さしてください。」と言い、カードを引いてもらうのではなく指さしてもらいます。
そして、そのカードを自分で向きを変えながら抜き取り、相手に見せます。
★より不思議にみせるためのポイント
カードを相手に見せる時、自分は顔を横にそらしてカードを覗き見ていないということを密かに印象付けます。
ただし「私は一切カードを見ていません。」など言ってしまうと逆に怪しいのでアピールする必要は一切ありません。
カードを指さしてもらった後「本当にそのカードでいいですか。今なら変えてもいいですよ。」等といい、自由に選んでいるということを密かに印象付けます。
ただし、しつこく何度も言ったり強引に変えさせると不思議ではなくなってしまうので、控えめにしてください。
カードの当て方
動画では1枚ずつカードをテーブルに置き、悩んだふりをしながら当てています。
カードの当て方は演出次第で色々できます。
「誰でもできるメンタルマジック」と銘打っているので、メンタルマジック風に当てる方法をご紹介します。
「今からカードを1枚ずつ見せていきます。選んだカードでもそうでなくても表情を変えたり、声に出したりしないでください。」と言い、カードを1枚ずつ相手に向けて見せていきます。
この時、相手の顔をじっと見つめ(睨んではいけません)、あたかも表情を読み取ろうとしているように見せましょう。
その後「なるほど。ほんのわずかな表情の違いであなたの選んだカードがわかりました。」と言いながら、カードの表をこの時初めて確認します。
そして向きが違うカード(もしくは違わない時はダイヤのA)を相手に示しましょう。
★より不思議にみせるためのポイント
カードを当てる過程は、じっくりと時間をかけて当てる方が真実味が増し、より不思議に見えます。
カードを1枚ずつ見せるときも1枚につき5秒くらい間を取りながら見せるとよいでしょう。
また、相手の表情を読み取るという演出なので、真剣に相手の表情を読み取ろうとするフリが大切です。
また、相手にも真剣に表情を読み取らせないようにしてもらうことも大切です。
よくあるパターンが、相手がふざけてわざと表情を変えたりすることがあります。
メンタルマジックという演出上、このようなパターンはあまり好ましくないので、真剣にやってもらうようにしましょう。
演出を変えてもよし!
このマジックを解説通りにやるには、あたりまえですがトランプを用意する必要があります。
ただし、別のもので代用することもできます。
社会人の場合は名刺で代用できます。
同じ会社の人が集まっていれば、名刺のデザインは統一されていると思います。
その場に居る人から名刺を1枚ずつ借りて演じることができます。
それ以外にも、飲み会をしている居酒屋の名刺でもできます。
(ただし、裏面が空白、または上下のないデザインである必要があります。)
居酒屋の名刺はレジに置いてあることが多いです。そこから4枚ほどいただきましょう。
余白部分に手書きでマークを描きます。
トランプと同じマークでもいいですし、以下のようなマークでも演じることができます。
「〇」「△」「★」「☆」
マークでなくても、その場にいる人に自分の名前を書いてもらったり、
または好きな芸能人を書いてもらうなどなんでもできます。
トランプを使ってやる場合でも、4枚のAである必要はありません。
3枚の上下のあるカードに1枚の上下のないカードを組み合わせればどのカードでも構いません。
1枚上下のないカードを入れるのは、タネを複雑にするためです。
ダイヤ以外の奇数のカードは上下があるので、それらから適当に3枚を取り出し、1枚ダイヤのカード(上下のないカード)を混ぜるとよいでしょう。
また、合計4枚である必要もないので、枚数を増やすとより不思議に見えるでしょう。(多くても8枚程度が良いと思います。)
まとめ
いかがでしたでしょうか。
シンプルなマジックですが、細かい解説をすると長文になってしまいました。
それだけ、演じ方しだいではとても不思議なマジックなるということです。
練習して、是非実際に見せてみてください。
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